デジバイトのチャート分析をしてみた!デジバイトの特徴と将来性は?

あなたは、仮想通貨のデジバイト(Digibyte)をご存知でしょうか?

「デジバイト」と聞いても、今いちピンとこない人が多いことでしょう。

デジバイトは、ビットコインイーサリアムなどの主要通貨と比べて、まだまだ認知度が低いのが現状でしょう。

そこでこの記事では、ポテンシャルたっぷりの仮想通貨デジバイトに焦点を当てて解説していきます。ぜひデジバイトへの理解を深めてみてくださいね!

デジバイト(Digibyte)の基本

File:DigiByte Logo.png

デジバイトとは

デジバイト(Digibyte)は、2014年1月に公開された仮想通貨で、決済スピードの速さ、安全性の高さ、そして機能性を追求した仮想通貨です。

まだまだ市場での認知度は低いですが、他の仮想通貨に先駆けて様々な新しい取り組みを行っています。

例えば、決済スピードの速さや安全性を追求するため、「Segwit」 と「 Myriadcoin」を仮想通貨で一番最初に導入しています。

Segwit(セグウィット)とは、仮想通貨の取引記録(トランザクション)を圧縮して、データ量を小さくする技術です。直近では、ビットコインの分裂騒動で話題となりました。Segwitは、仮想通貨が抱えるスケーラビリティ問題(送金時間がかかかってしまう問題)を解決する手法の一つとして注目されています。

Myriadcoinとは、複数のマイニングアルゴリズムを選択できる手法のことをいいます。これにより、仮想通貨の安全性を高めることができます。

また、2017年7月にCitibankが開催した「Citi®Tech for Integrity Challenge(T4I)」というコンテストでは、デジバイトがファイナリストに選出されており、その実力は折り紙つきです。

参照:Wikimedia

デジバイトの基本情報

デジバイトの基本情報は、以下のようになります。

・通貨単位:DGB
時価総額:約170億円
・価格:0.00000093BTC(1.78円)
・発行数量:95.4億DGB
・発行上限:210億DGB
・取引所:Bittrex、Poloniex、Yobitなど多数
・公式HP:https://www.digibyte.co
(2017年12月13日現在)

デジバイトのポイント

ここからは、デジバイトを理解する上で絶対に外せない4つのポイントについて解説していきます。

ポイント①送金スピードが速い

デジバイトの特徴の一つ目として、決済手段としての優位性があります。

デジバイトが優れいているのが送金スピードの速さで、デジバイトはビットコインの40倍の速さ、およそ10秒で送金が完了します。

また、取引量の増加に伴う送金スピードの低下を防ぐため、取引を記録するブロックサイズが、2年ごとに2倍に増えるように設定されています。

これにより、将来にわたりスピーディーな決済が実現できます。

ポイント②“文書の保存”ができる

デジバイトは、イーサリアムと同じようにスマートコントラクトの機能を備えています。

「ビットコインとイーサリアムの違いを解説!投資するならどっち?でもご説明している通り、スマートコントラクトとは、仮想通貨のブロックチェーン技術を活用した「契約の自動化」のことをいいます。

スマートコントラクトを利用すれば、「ある条件を満たせば自動的に契約内容を実行する」ということが可能となるため、契約書や不動産登記などが不要となり、全てコンピューター上で完結できるようになります。

現状、各種文書、公証関係の書類の保存分野では仮想通貨ファクトム(Factom)が先行していますが、デジバイトも同じような機能を備えています。

「記録系」の市場は今後大きく成長する可能性がありますので、デジバイトもこの成長分野に乗れれば、大きくその価値を伸ばすことでしょう。

ポイント③ “ゲームのプラットフォーム”にもなる

デジバイトは、ゲーム開発者とユーザー、そして広告会社をつなぐプラットフォームとしての役割も果たします。

ゲームの分野では、ゲームクレジット(GameCredits)が先行しているため遅れを取っているように思えますが、デジバイトもしっかりと存在感を示しています。

実際、「League of Legends」や「CS: GO」などの人気タイトルに実装されていますし、世界的に有名な「マインクラフト」の鉱石とデジバイトを交換できることでも話題となりました。

参照:NAVERまとめ公式ブログ

ポイント④ マイニング方法は5つ

通常、仮想通貨のマイニング方法は1つ選べませんが、デジバイトは「SHA-256」「Scrypt」「Groestl」「Skein」「Qubit」中から自由に選択することができます。

マイニング方法が5種類あるため、データを分散することができ、51%攻撃(※)を受けても大きな影響が出にくい特徴があります。

なお、マイニングについては、「仮想通貨のマイニングの仕組みを理解しよう!PoWとPoSの違いは?」でも詳しく解説しています。

(※)51%攻撃とは、悪意のあるグループや個人によって、その仮想通貨ネットワークの50%以上の処理能力を支配され、不正な取引が行われることをいいます。

参照:DigiByte Foundation

デジバイトの今後の展望とチャートの分析

ここからは、今後のデジバイトの展望と、過去の価格チャートの推移について解説します。

デジバイトの今後の展望は?

デジバイトが現在提供または開発しているアプリケーションは様々です。

例えば、決済アプリを提供することで決済手段としての利便性を高めていますし、トレーディングアプリとしては取引や支払いの際にデジバイトを利用できるようになっています。

他にもデジタル家電をデジバイトのブロックチェーンに安全に接続したり、デジバイトのアプリを使って自身で新しいチェーンを作成することもできます。

このように、デジバイトは様々な分野で野心的な取り組みを行っており、将来性が非常に高いといえます。

デジバイトの価格は現在低迷中

2017年初めまで0.03円程度だったデジバイトの価格は、6月にはおよそ6円台まで急激に上昇しました。実に200倍もの高騰です。

これは、2017年6月に発表された「マインクラフトでデジバイトが使用できるようになった」というニュースの影響です。ただ、「ゲームで獲得した鉱石がDGBに交換できるだけ」ということが明らかになると、価格は急落し、半分程度まで落ち込みました。

今では価格もだいぶ落ち着き、2円台をさまよっています。

なお、デジバイトのポテンシャル的に、長期的に見ると価格は上昇していくものと考えられますので、価格が安いうちに買っておいて、長い目で見て投資しても良いでしょう。

デジバイトを取引するなら海外の取引所

デジバイトは、日本の取引所ではまだ扱っていませんので、取引する際にはBittrexやPoloniex、Yobitなどの海外取引所に口座を開設する必要があります。

仮想通貨デジバイトのまとめ

今回は、数ある仮想通貨の中でもデジバイトに焦点を当てて解説してきました。

デジバイトは、色々な仮想通貨のいいとこ取りをしたコインで、そのポテンシャルは非常に高いものと考えられます。

まだまだ価格が低い今のうちにデジバイトを仕込んでおき、将来大化けした時に売れば大きな利益が得られるかもしれませんね。

なお、デジバイトの詳しい解説は、こちらも参考にしてみてください。

参考:「デジバイトをチャート分析!デジバイトの特徴と将来性とは?