ビットコインとイーサリアム、投資するならどっちがベスト?

最近、仮想通貨が何かと話題ですが、通貨によってどんな違いがあるのかは、なかなか見分けがつきませんね。

そこでこの記事では、主要仮想通貨であるビットコインとイーサリアの違いについて解説していきます。

ビットコインとは?

ビットコインは取引量No.1

仮想通貨といったら、ビットコインを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

ビットコインは、仮想通貨で一番取引量が多く、信頼性の高い仮想通貨です。

実際、大手企業の間でも、決済手段としてビットコインを導入する動きも出てきており、今後さらに利用の幅が拡大していくと考えられます。

ビットコインの中核技術

ビットコインに採用されている革新的な仕組みが、「ブロックチェーン」と呼ばれるものです。

ブロックチェーンとは、ビットコインの過去全ての取引履歴を、世界中のコンピューターに分散して記録する技術です。

全ての取引履歴を世界中に分散しているため、利用者相互で監視することが可能となり、データの改ざんやハッキング等を防ぐことができます。

 

手数料が安く取引スピードが早い

ビットコインの送金手数料は、世界中どこでもおよそ0.02%ほどです。

例えば、海外にお金を送金する際の送金手数料は、銀行にもよりますが、およそ4,000円〜かかります。これに加えて、為替手数料が追加でかかります。

一方、ビットコインなら世界中どこでも0.02%ほどで送金可能です。ビットコインの手数料が圧倒的に安いことが分かります。

また、ビットコインの取引スピードは、早くて10分、遅くても1時間ほどで作業が終了します。銀行の場合には、早くて3日ほど、長くて1〜2週間ほどかかってしまいます。

ビットコインの方が、手数料・取引スピード共に圧倒的に優れているのです。

イーサリアムとは?

イーサリアム時価総額2位

イーサリアムは、時価総額ビットコインに次ぐ2位を誇っている仮想通貨です。

イーサリアムというのは、通貨そのものを指すのではなく、アプリケーションのやソフトウェアの「プラットフォーム」のことをいいます。このプラットフォーム内で扱われている仮想通貨を「イーサー(ETH)」といいます。

ビットコイン時価総額がおよそ4.4兆円で、イーサリアムが2.3兆円、仮想通貨全体の時価総額が10兆円ほどと言われていますので、ビットコインイーサリアムで仮想通貨の7割のシェアを占めている計算です。

スマートコントラクト

ビットコインイーサリアムの一番の違いが、イーサリアムの方がビットコインよりも機能を拡張させているところです。

ビットコインは、単にコイン同士を交換することしかできません。一方、イーサリアムには、コインを交換する機能に加えてスマートコントラクトという仕組みが付帯されています。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術により、世の中にある全ての契約をインターネット上に記録することをいいます。

スマートコントラクトのもとでは、もはや仲介業者等は不要になりますし、取引記録の改ざんや変更が一切できません。例えば、不動産の取引の際には登記が必要となりますが、それもスマートコントラクトにより不要となる可能性があります。

イーサリアムは、まさに次世代の技術が盛り込まれたプラットフォームなのです。

イーサリアムの今後

現在、イーサリアムを活用したアプリケーションがどんどん誕生しています。イーサリアムを利用したアプリケーションのICOが行われたり、大企業もプロジェクトを進めています。

ビットコインイーサリアムのまとめ

今回は、ビットコインとイーサーリアムについて解説してきました。

両者は似ても似つかぬ仮想通貨です。通貨としての信頼性でいったらビットコインですし、今後の成長が期待されるのがイーサリアムです。

投資する際には非常に悩むところですが、迷ったら王道のビットコインに投資しておくのがいいでしょう。

参考:「ビットコインとイーサリアムの違いを解説!投資するならどっち?